Diary
この月は何があったかな?他の月の日記は
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2004.Nov.30 (tue) 最終面接
ようやくもう1社からの最終面接のご案内が来た.やはり航空券を買っておいて正解だったのだ.日程はこちらから希望を出すということだったので14日に帰るとして17,16,15日の順で希望を出した.15日になるとかなりきついかもしれないけど,日本についたばかりの引き締まった状態で面接を受けたほうがよいかと.そしてその後ゆ〜〜くりと日本を堪能したい.
2004.Nov.28 (sun) 航空券
日本にこの冬は帰ることにした.というのも,もう1社と最終面接をしに日本に行かないといけない.って,まだ最終面接に通ったというお知らせは来ていないのだが,半年以上前からこの冬は帰る予定だったのでこれで帰らないとストレスが爆発しそうなので,もう帰ることに決めた.で12月14日〜30日まで日本にいることにする.この期間だと往復で760ドル弱.でも31日まで日本にいると1350ドル,1月1日〜5日くらいまで日本にいると1850ドルになる.ということで年越しはアトランタで.カウントダウンなるものに行く予定.飛行機はおなじみのデルタ直行便(一日一本のみ)なのだが,どうやらこの料金形態のおかげでGTのほかの日本人と(行きはYと,帰りはManabuと)一緒らしい.特にManabuは一緒の寮に住んでいるので,帰りに空港からタクシーシェアなどが出来て便利かも.
2004.Nov.27 (sat) outlet mall
今日はYとManabuと一緒に学校から40マイルくらい南にあるアウトレットモールに買い物へ.いつもの通りTommyHilfigerで結構買い物をし,他にもGapでかっちょいいYシャツ,EddieBauerで短パン,MikasaとBibleHouseでクリスマスツリーにかけるオーナメントを買ったりした.久々に大きい買い物してちょっとストレス発散?てか,あんまりストレスたまっていなかったけど.
帰って来た後は宿題をしないといけないのだけど,車の運転疲れで夕食を作る気がしなかったのでTaijiのところへ.彼にチャーハンを作っていただいた.なんと,彼は昨日アメリカ人の友人と射撃に行ったとか.そしてさらに驚きなのが銃弾はWalmartで買って持ち込んだとか.銃弾をWalmartで売っているなんて!!さすがはアメリカである.卒業するまでに一度は射撃にも行ってみたいと思う.
2004.Nov.26 (fri) 大変!!
今日気がついたのだが,12月3日(金)って来週ジャン!!いままで12月だしまだ先かなぁと思っていたのだが,なんとあと1週間しかない.そう12月3日というのは今学期の授業の最終日で宿題とプロジェクトの提出期限でもあるのだ.で,早速今日から超特急で取り掛かる.ま,いつもの通り変分法の宿題はそれなりに簡単で半日だけで終わった.そして今度は応用力学へ.こいつはちょいと難関でまずノートを良く見返さないと先に進めない.本当に終わるかなぁ.
2004.Nov.25 (thu) Thanksgiving day
そういえば,このTombo's Roomも築1年になるのね.正式には22日で1年だったようだ.去年の今頃に比べれば大分英語もしゃべれるようになっている.うーむ,進歩が感じられていいね.
で,今日はアメリカ人にとってはとても大きな祝日であるThanksgiving day.お隣のルームメイトはかわいそうに昨日の病気のせいで今年は実家に帰れずに寮で過ごすとか.まあトルコ人のガールフレンドにとっては好都合だったかもな.Tombo君はいつも行くMariettaのアメリカ人宅が今お父さんのお母さんが体調悪いらしくOHIOにて看病しているということなので,日曜日に帰って来たときにお昼にご馳走を食べに行くことにした.だから今日は家でゆ〜〜〜くりとお休みした.TVをつけると名作と呼ばれている映画を永遠と流している.E.T.とかインディージョーンズとか.先の展開がどうなるか全部分かっているのだけど,やはり見てしまう.これが名作というものなのかな.そして夜はGLC住民のTaijiとManabuと一緒に散らし寿司をキットから作りちょっとしたパーティー.でもTombo君はまだアルコールを胃に入れるのは怖いので緑茶で乾杯.なんだかんだで5時間くらいみんなで話し込んでしまった.久々に何もしないでリラックスした休日でした.
あ,あと今日先日NYで最終面接を受けた会社から内定を頂きました.パチパチ.
2004.Nov.24 (wed) ルームメイトが...
なんと今朝8時にルームメイトにたたき起こされたと思ったら,なんと隣の部屋のルームメイトが同じ病気にかかった.月曜の診察で医者はこの病気は食中毒だから感染はしないと言っていたのに.で,しょうがないので車でヘルスセンターまで連れて行った.その後Tombo君も回復した報告をしに診察を受けたのだけど,そのとき医者に感染したことを話したら,彼女も驚いていた.彼女の予想ではうちらがバスルームをシェアしている関係でトイレについていた菌がシャワー後などの蒸気に乗って彼の体内に入ったとの事.そうとう強い菌のようだ.でも,彼も点滴を受けたあとは大分顔色が戻っていたので良かった.
今日は明日からのThanksgiving day休暇のため,遠方から来ているアメリカ人などはもう帰省してしまったようだ.授業も二つのうち1つが休講.あったほうも生徒は半分しか集まらなかった上,先生は"thanks for coming"と言っていた.
今晩からようやくご飯というものをちゃんと食べ始めた.というのも日本人のAEの先輩がたまたま電話してきて,その人に急遽うどんを持ってきてもらった.これでようやく普通の食生活に戻れるかな.それにしても大分勉強をしていないので,頭悪くなってきた気がする.
2004.Nov.23 (tue) 食中毒
日曜の夕食後から異様に吐き気がしていて,とうとう深夜に吐いてしまった.ちょいと汚い話なのだが,吐いたものの中で一番最後に出てきたのはあのキムチであった.やはりあの内臓臭かった韓国料理があたったようだ.吐いた直後,今度は熱がぐんぐん上がってきてこれはインフルエンザかとも思ったが,月曜にヘルスセンターに朝行って血液検査,尿検査をしたところやはり食中毒らしい.そして熱が出たのは吐いたせいで体中が水分不足になっていたからだそうだ.で,点滴で生理食塩水を入れてもらった.しかし点滴の面倒を見てくれたナースが超下手.なんかおばあちゃんで独り言をぶつぶつ言っている所からしてちょいとヤバ目だったのだけど,初めに点滴さすために手の甲に針をさした際に血がどばどば出てきて手が真っ赤に血で染まったぞ!!"I am so sorry"じゃすまねぇっつうの!!点滴が終わってからは大分体が軽くなり,先生も授業に行っても大丈夫といっていたので軽く食事をしてから行くことに.でStudentSenterでハンバーガーと飲み物を買ってちょいと食うものの,やはりハンバーガーはまだ駄目なようだ.胃がうけつけない.半分くらい食べて捨てた.そして授業はとにかくあてられないように下を向きながら参加して,3時に無事終了.しかし寮に帰ってからはまた熱が上がりだし,40度近くまで行ってしまった.いくら水分をとってもなんか胃には行くけど体に吸収されていない感じ.そこで夜Manabuに頼んでスポーツ飲料水(POWERade)を5リットル分買ってきてもらった.それを飲んだとたん.おおおおお.体に吸収されているのが実感できた.そして見る見るうちに体調は良くなったのでした.本当にものの15分で.熱もきゅーっと下がり37度くらいまでになった.こんなに脱水症状で熱が出るものなのね.新たな教訓であった.
今朝は大分熱は下がっていたがまだ37.5度くらいあった.でもきちんと授業には行った.これ,すごくない?こんな体調でありながら昨日も今日もきちんと授業には出たとは我ながらあっぱれである.日本の時ではありえないことである.きちんと自分が留学して精神的に成長しているのが感じられてよろしいことだ.
2004.Nov.20 (sat) 修理
9月の初めに駐車場で接触して事故った車を今日Manabuと一緒に直した.いままで右側のドアが全開できなかったのだけど,それを完璧にあけられるようにした.AEの韓国人のJがたまたま凹みを修理する道具を持っていたのでそれでねばること3時間.表面は決して綺麗ではないけど自動車としては問題ない.今度写真をのっけときます.
夜はルームメイトのGeneとTaijiとManabuと一緒に韓国料理の「Tofu House」というところに行った.かなり有名なお店で,前からいつかは行こうと思っていたのであった.しかし,あんまり気に入らなかった.まず店員が英語をほとんどしゃべれない.メニューが少ない.焼き魚なんてお通しで出てくる(Tombo君は魚嫌い).肝心の豆腐スープはまあまあOKだったが,石焼なべ付で出てきたご飯は周りがほとんど焦げていて食えるところは少ない.そしてキムチは食い放題なのはいいのだが,なんか内臓臭い.韓国人にはこういうのが口に合うのだろうか.和洋折衷のTombo君にはちょっと受け付けなかった.
2004.Nov.18 (thu) NYC
今日は6時に寮を出て歩いてMARTA(地下鉄)の駅まで行き,地下鉄で空港へ.なんか上手いこと電車に乗れてしまったおかげで予定よりかなり早く空港についてしまう.徹夜していたのですごくおなかがすいていたので朝から12ドル分も朝食をいただき,NYにWACHOVIAというローカル銀行がないと困るので現金を100ドルおろし,後は搭乗するだけ.空港でみた朝日に照らされた飛行機というのもなかなかかっこよかったが,ここで睡魔が襲ってきた.一眠りして起きると自分の飛行機の搭乗が始まっていたのでのってみる....ガラガラ.周りに全然人がいない.朝早いからだろうか.各列に一人くらいずつしかいない.おかげでぐっすり眠れた.飲み物サービスでは人がいないからとジュース一缶全部くれたし.
そして,初めてのNYC!!!イェーイ!!空の上から自由の女神を眺めて,心はわくわく状態.やはりアトランタに比べてスケールが違う.飛行機もなんかビルの間をぬって飛んでいる感じでなかなか面白い.そしていざ町へ.タクシー待ちの列がかなり混んでいてここでまず20分くらいロスする.ようやく11時半にタクシーに乗ったものの町が超混んでいる.新宿以上.それに車線はあってないようなもので,運転マナーは最悪.みんな車間をつめることに必死で急発進急ブレーキの連続.おかげで車酔いになった.それに45分間のドライブ中2度も接触事故を見た.でもお互いしょうがないという感じで怒らない.おかげでNYを走っている車はぼこぼこ.アトランタの比でもない.
なかなか車が進まず焦ったが,集合時間の15分前にやっと到着.一安心.ビルの49階とあり超眺めが良くて,待っている間に写真をとったり.結構待たされてからTombo君はまずヒアリングのテストを受けた.こういうテスト久しぶりでパート1はちょっと上手くいかなかったものの,パート2からは結構できた.次にグループディスカッション.なんかどっかのデパートの売り上げを伸ばすために隣に遊園地か映画館かフィットネスクラブを作るけれど,どれがいいかをいろんな資料を見ながら6人で会議するというもの.一人すごい喋り捲る人がいて結構焦ったけど,要点をついたことをいえたのではないかと思う.次に個人面接.相手は2人だったが,これはボストンで聞かれたことや,準備していたことなどを聞かれたのでまったく問題なし.冗談を言ったり,みんなで笑ったりと感触は良かったと思う.最後はSPI.準備していたのが結構功を奏した模様.数学は簡単すぎて見直しまでしたのでパーフェクトでしょう.国語も見直しをすることは出来たけど,知らんものはしらん.こればかしはしょうがない.総じて寝不足で車酔いもして体調が完璧ではなかったものの,良く出来たと思う.もしこれで落ちていたのならば,ここともご縁が無かったといえる.
5時45分に全てが終わったので,8時までの飛行機の間,30分くらいは観光をしようと,まず近場にあったカーネギーホールを見に行った.行く途中にスタインウェイホールがあり,なんか一石二鳥の気分.いつも日本の朝の衛星放送で見ていたので感動.その向かいにすぐにカーネギーホールもあった.ホール付随のショップでもあるかと探したが見つからず,入ろうとしたらセキュリティにチケットがないならと止められた.さーて,これからどうするかというときに,ふと交差点の向こうを見たら,なんとタイムズスクエアではないですか.あの有名なカップヌードルのネオンサインが目に入った.これは行かないといけない,ということで早歩きで向かって写真におさめた.タイムズスクエア前ではCNNか何かがニュースを報道していて,いつもテレビで見ている人がちょうどしゃべっているところで,こちらも写真におさめた.既に6時15分で,7時15分までには空港に着きたいと思っていたのでタクシーを捕まえようと道路を見回してみる.しかし,走っているタクシーは全て人が乗っている.それにOFF DUTYというランプを照らしている車は乗れないし,空いていないという意味でランプを消している車もいる.ということでランプは全然当てにならなくて結局は人が乗っているかをよーくみないといけない.でも運良く自分の前で客が降りたタクシーを捕まえる以外,ここNYではタクシーが捕まらない.というのもタクシー乗り場というのがまったくないのだ.ホテルの前ではボーイが客用にタクシーを呼んでいるが,これを横取りすることは許されない.ということで30分もNYCを歩き回りようやくまぐれでタクシーを捕まえられた.この30分はまったく観光なんてものではなく,タクシーが多そうなところをひたすら歩き回った.乗った時間が既に6時45分だったので運ちゃんにとにかく急いでくれと懇願.したら,この運ちゃんすごかった.周りのタクシーをぐんぐん抜いていく.で信号で止まりそうになるとうら路地みたいなところに入っていって,ほぼノンストップでマンハッタンを抜け出した.その後も民家の合間やガソリンスタンドをちょっきったりしながら信号を気にすることなくぐんぐん進む.結果,予定であった7時15分に空港に着いたしまった.しかも,行きに使った高速道路は使わなかったので料金も安く上がった.あまりに感動したので5ドルもチップをあげといた.ムハンマドさん!!ありがとう!!NYでは是非ムハンマドさんのタクシーを捕まえましょう.
おかげで見上げも買うことが出来たし,バーガーキングで食事もして飛行機に無事搭乗.アトランタには10時半について帰りは贅沢にタクシーでお帰り.だって交通費は全部会社持ち出し,夜に一人でMARTAの駅から寮まで10分も歩きたくないから.
こうしてNYCまでの日帰り出張は終わったのでした.面接が5時間,観光30分という強行スケジュールで全然NYのことはつかめなかったけど,一つ言えるのが渋谷の拡大版だね.あんまり好きな町ではない.車の運転も超荒いし.アトランタに帰ってきて本当に安心した.将来住むなら絶対にアトランタかマリエッタだね.
2004.Nov.17 (wed) テスト
試験はまあ全部解けたけど,あってるか分からない.最後の問題が,問題の意図することが読み取れず,とりあえず書いたけどあっているかが不明.ま,とにかく今学期の中間試験なるものは全て終わったのだった.さーて,今度は明日の最終面接のための準備.と思ったのだが眠すぎて昼寝.起きたら夜の10時.朝6時に寮を出ないといけないので今日はもう徹夜.飛行機で寝よう.
先日Yに教えてもらったサイトで明日受ける企業の面接情報をGet!!これは日本人が日本で受けたものだけど,おそらく時間の長さから言って同じものと思われる.で,内容は英語のヒヤリング試験,SPI,グループディスカッション(GD),個人面接の4つ.ヒヤリングとGDは準備しようがないのだが,SPIはまったく触れたことが無いのでGoogleで見つけた模擬試験サイトを全てやった.模擬試験(25分で25題)が4つに国語の練習問題が200題.数学は簡単なので練習する必要はないかと.面接も大体言わないといけないキーポイントはおさえたので,準備万端か.問題は睡眠不足くらいかな.
2004.Nov.16 (tue) うきょー
明日中間テスト.先生が出張だからって急遽先週の金曜日に決まった.前回の反省を兼ねて宿題を全て徹底的に見直した.でもおかげで睡眠時間が...あさってはNYCに出張(就職面接)だから体調に気をつけないと.
2004.Nov.14 (sun) 最近
最近の起こった事(思いついた順):
- いつのまにかHotmailの要領が250MBになっていた.ラッキー!!
- オレオレ詐欺の第2弾が実家にかかってきたらしい.
- 朝,目覚まし時計よりも早く起きてしまう.でも,たまに安心してさらに寝てしまう.
- 教科書ではない本を読むようになった.(今3冊目)
- 3つとっている授業がお互いにリンクし始め,簡単に感じられるようになった.
- 風邪が完治した.
- 気温が突然下がった.最低1度,最高19度とか.それに異常乾燥注意報.でもおかげで日光が直接刺さってくるので昼間はあったかい.
- 生活費が多くなってきた.もっと節約せねば...アメリカに来た当初の3倍くらいになっている.
- アメリカ人のルームメイトBradCが実は頭が悪い事に気がつき始めた.別にチャラチャラしているわけでは全くないのだが,遊んでばかりいる.思うに,勉強するということ自体ができない気がする.チャラチャラしていても出来る奴は出来る.東大にそういうのはたくさんいた.ようはポテンシャルがあり,やれば出来るのだ.でも彼の場合そのポテンシャルがないのだろう.彼なりには精一杯勉強しているのだろうが,どう考えても遊んでいる.彼の専攻の理学部化学科はGTは全米ランキングで50位には入っていないレベルなので(BradC談),やはりそういうレベルの人間なのかもしれない.だって宿題だって2つくらいしか学期中に出ないらしいし.先生にやる気が無いのかもしれないから,彼一人が悪いわけではないのだが.それに比べTombo君のAEは全米4位,授業を多くとっているMEも6位なのでそれはそれは大変.既に一つの授業では13回目の宿題が出たし,他の奴も9回,6回出ている.学期終わるまでに合計で30回は確実.それに1回ごとに大体問題が7問くらい出るのでそれはそれは楽しい週末が送れるさ.で,BradCはあんまり頭は良くないけど人間的にはいい奴なので嫌いではないし,むしろ好きな方だ.でもやはり親友にはなれない.なぜなら環境が違いすぎて共感できないので.
2004.Nov.13 (sat) ダフクロ
今日は午前中お勉強の切りをつけて,昼からYとTomatoに行った.その後5時からGLCでBBQがあり,VとJoseph(AEのGrad,通称Jo)を呼んだ.彼らはCFDの宿題を一緒にやっていたようだ.相変わらずVは人のを写すのが本業らしいけど.今までJoとはクラスが3つ一緒だったのにあまりしゃべったことが無かったのだけど,今日結構親しく話せた.夜は1月半ぶりにASOことアトランタ交響楽団の演奏会にYと行ってきた.彼とは今日8時間も一緒にいたことになる.ぐぇ...(失礼)
曲目はGolijovとかいう人の1996年に書かれた小品と合唱曲が前中で,メインはラベルの「ダフニスとクロエ」全幕!!これも当然合唱付で.ASOには専門の合唱団がいて,今日はこれまた200人以上出演していた.しっかし今日は土曜日で学生券がなく,しょうがなく25ドルの最低の席(3階後列)で聞いた.ま,音響的に合唱は上に響くし3階の傾斜がなかなかきついおかげで,見やすく,音も良く飛んできていたので,下手するとこういう合唱入れた大編成の曲では1階よりも音響的に良かったのかもしれない.で,お決まりの評価の方ですが...
まず1曲目のGolijovの"Last Round"は面白かった.弦楽器だけの曲なのだが,各トップとサイドがソリストのようにたって演奏する.また配置が左右対称になるように左から1stVn, 2ndVn, Va, Vc, Va, 2ndVn, 1stVnと並びVcの後ろにCbがいる.また曲がドラクエチックでTombo君はなかなか好きだ.それに各ソリストがみんな非常にのりのりでひくのでそれが圧巻.途中ソリストたちだけの室内楽のようになるところがあるのだが,もうみんな超上手い.俺が俺がってかんじで体を動かして弾いてくれる.N響ではコンマスにはすごい派手な奴がいるけど,サイドや2ndトップ,ましてやVaのサイドがここまでのりのりで弾きはしないであろう.
2曲目のGolijovの"Oceana"はブラジル人の女性ジャズボーカル+ボーイソプラノ6人+合唱団+ギター2人+ハープ+民族打楽器2人+アルトフルート+フルート+ピッコロ+弦楽合奏というとてもへんてこな編成.曲もバッハのカンタータの現代版を意識して作ったとか.始まりからアルゼンチンタンゴっぽいギター(アンプに通している)のリズムの上にジャズボーカルが入ってきてテーマを歌う.声が非常に太くて,かつ民族的で曲にすぐに引き込まれる.次に合唱が入ってきてテーマを高々歌い上げる.このソロ→合唱の繰り返しが3回行われたところで終わるのだが,非常に楽しい曲であった.しかし終わってみると妙に宗教がかっているようにも感じる.詩の意味はポルトガル語で全然分からなかったのだが,題名から判断するに海の神に対するお祈りのようだ.バッハの現代版とは言い過ぎかもしれないが,現代曲にしては非常にすばらしい曲でもう一度聞いてみたいと思うほどであった.周りの客の反応もかなり良く,中曲にしては珍しくブラボー連呼で5回くらいカーテンコールした.
そしてメインはラベルの通称「ダフクロ」.全幕しかも合唱付というのはおそらく将来もう聞けないのではないか.これが最初で最後だなと思い緊張して聞いたが,やっぱり最初で最後でいいと思った.第3幕は非常にかっこいいのでこれだけなら何度聞いてもいいけど,その前は同じテーマの繰り返しで素人なら確実に寝る.でもこれを聞いたのが日本のオケではなくASOで本当に良かったと思う.というのはここは管楽器が上手い.特に金管が上手い.てか派手にやってくれる.木管も非常にアンサンブルが上手いしテクニックも完璧.だから1〜2幕のような繊細なところでは音色の綺麗さが際立つし,第3幕のような盛り上がるところで早回しの粒は非常にはっきりしてくるし,その上でテーマを吹く金管とも非常に良くかみ合う.また合唱も黒人ゴスペルパワー炸裂みたいな感じでホール全体が割れるような音量で歌ってくれて,フィナーレはまさに圧巻.指揮者が今回Robert SpanoというTombo君がASOの常任の中で一番好きな指揮者だったので,それも良かった.CLのおばちゃんもいつもの通りがんばっていた.EsCL君もソロがすばらしかったし,最後の方の木管ユニゾン早回し大会で金管の音量に負けず,ピッコロよりも音が飛んできていたのには涙が出そうになった.すばらしい!!
こんな感じで25ドル払った甲斐はあった.あまりにご機嫌だったので帰りにホールのショップにてASOのグラミー賞CDであるベルレクと火の鳥(ダッタン人がカップリング)を2枚買ってしまった.合計30ドル+TAX,親のクレジットカードで決済.めでたし.めでたし.
2004.Nov.12 (fri) アルマゲドン
夕食のときにTVをつけたらちょうど映画「アルマゲドン」が始まったところだった.この映画はTombo君が見た中で一番感動的な映画であり,何回見ても最後の45分らいは泣き続けることになる.で,今回もやはり一人でういういないてしまった.見た後にジーンと心にしみる映画もあるが,これは見ている最中に次々と感動シーンを畳み掛けてくるので,どうしてもやられてしまう.その辺が時間的芸術でもある「音楽」に良く似ているのでこの映画が大好きだ.科学的にいろいろあの映画はおかしいとか言う人がいるし,たしかにそれもあるけど,やっぱし感動できるんだからいいと思う.
2004.Nov.11 (thu) トリビアの泉
今までタケシ城を放映していた番組で今日から「トリビアの泉」が放映され始めた.全部吹き替えで.アメリカ名は"Hey! Spring of Trivia"で,「へ〜」がHeyになっている.ルームメイトのロシア人と一緒にみたのだが,初めに日本語のへ〜のニュアンスを伝えるのに苦労した.でも,内容にはとても満足したようで日本のバラエティ番組は質が高いとお褒めのお言葉を頂いた.毎週木曜の夜9時からこれで10時からはタケシ城.結局2時間も見ることに.
2004.Nov.10 (wed) 一段落
やっぱり宿題は明日の朝まで延長してくれた.まったく問題なさそうに,「ああ,そんなら明日の朝,秘書に渡しといて」と.午後の授業が終わってから図書館にこもり,残りの問題を終わらせ無事明日には提出できる.これにて宿題はひと段落.明日新しい宿題が出るが,今回はもうちょっと早めに取り掛かろうと思う.今日は良く寝て風邪を完全に治したい.
あと今日テレビを見ていてかっこいい英語表現をget
Sun kisses my skin.
太陽がさんさんとふりそそぐことを表現している.なんとも英語らしい,かっこいい表現である.こんなことを普通の会話ですらっと言ってみたいものだ.
2004.Nov.09 (tue) おわんねーー
朝Dr.Cこと音響学のCunefare教授のOfficeHourに行き先日の中間試験の採点ミスを正しに.4点あがった!!その後,やっとこさメールで詳細が送られてきた来週のNYでの面接のための航空券を購入.会社が指定した旅行業者に電話してチケットを取ってもらったのだけど,全てあちらの言いなりになってNYへ朝8時に出て12時から5時まで面接,夜10時半にATLに到着という強行スケジュールになった.せっかくのNYだから自由の女神を一目見たいとも思ったが,まったく無理そう.とても1泊させてなんて頼めるような状況ではなく,全てあちらの言うことに了承するだけで事が済んでしまった.
一方で昨日から始めた明日提出の宿題.前7問あるものの,夕食までに3問,夕食後に4時間寝てからまた2問をこなすもののここで力尽きた.頭も痛いし,もう駄目.あの先生なら延長してくれるだろう.
2004.Nov.08 (mon) Ahuja
Ahujaとのミーティングが午後5時からあったのだが,Tombo君がちょいと熱っぽいからといって距離を置いてのミーティング.傍からみればそうとうおかしな二人であった.Ahujaが言いたいことをホワイトボードに書き,こっちは渡した資料の図3をみてくれとか説明する.まそんなこんなで45分ミーティングをした.内容はOK.また毎度の事ながら褒められた.
問題は帰りの車.なんかAhujaに熱だと言われてから余計熱が上がった気がして,運転中に頭が朦朧と....前の車のテイルライトが信号に見えてしまったりと少々危険.何とか帰って来たものの,水曜提出の宿題がまだまったく手付かずだったので休む暇も無く宿題をスタート.しかし前回の宿題を良く見直さないと今回のに取り掛かれないことが分かり今日は復習だけで終わってしまった.
2004.Nov.06 (sat) 頭痛
今朝から頭痛がひどい.熱は無いのに頭痛.バファリン飲んでも消えない.で,日本から持ってきたバファリンが切れたので夜はロシア人のルームメイトにもらったロシアの頭痛薬をもらったものの,ちょっと怖くて飲めない.アメリカのはまだしも,ロシアのはねぇ.なんかきちんと法律に遵守した薬なのかはなはだ疑問だし.だってロシアの通貨ルーブルじゃなくてアメリカのドルで買い物が出来てしまう国ですよ(8月17日の日記参照).結局飲まなかったのだけど,次第に痛みが自然と消えてきたので,ルームメイトに「調子はどうなった?」と聞かれた際には「getting better」と答えておいた.嘘ではない.
2004.Nov.05 (fri) 病院・映画
第一志望の企業から,ボストンでの面接の合格通知が来た.しかし,ここからまたエントリーシートみたいなものやWeb上での色々な試験を受けないといけないらしい.その一連の手続きが終わってから2週間で最終面接(日本で実施)の案内が来るらしい.ということは,ここで試験に落ちると日本に帰る意味がなくなる.てか,そんなら帰らない.今週末は来週の月曜にあるAhujaとのMeetingに備えてやらないといけないことがたくさんあるのに,まったく面倒だ.
午後,病院に行って先日から気になっている微熱と腹痛のことを診てもらったらこれはインフルエンザではなく,明らかに風邪らしい.それにインフルエンザの予防接種は受けないようにと言われた.病気が悪化するらしい.
夜はStudent Centerで映画「I Robot」をみた.アシモフの小説を映画化したらしいが,内容にちょっと不満.ところどころアメリカ人が笑うように作ってあるものの,感動というものがまったく無かった.それにアメリカ人が笑うところも日本人にしてみれば大した面白さではない.普通のTVでは「ビー」と音がなるような放送禁止用語をおばちゃんが言ったりするのがやつらには快感らしい.まあ,2ドル払っても見る価値があったかどうかははなはだ疑問の映画だったが,流行の映画を見たことで周りの話についていけるという意味では良かったのかな.
2004.Nov.04 (thu) test
今日はVariational Method(変分法)のテスト.この授業,例題や宿題は簡単なのだけどテストはむずい.先月もテストがあったが,難しかったものの平均点が低くクラスで4番の成績を修めることが出来たが,今回も周りがもっと悪いことを願う.
2004.Nov.03 (wed) テスト返却
音響学2の授業の中間テストの結果がようやく出た.結果,平均を割ってしまった....春学期の音響学1は満点だったのに....馬鹿なミスが多く,コンセプトが間違っていたのは一つもなかったので良かった.てか平均点が95点というのもどうかと思う.
2004.Nov.02 (tue) 災難
昨晩は宿題がさっさと仕上がったこともあり早く寝たのだが,ノートPCをつけっぱにしていたら夜中になってうなりだし,起された.どうやらFanに何かが絡まったような音がする.ずっとつけっぱでハードディスクが熱くなり,Fanもがんばっているのだろうと思ってPCを90度回転させてPCの底を空気にさらして熱を拡散させるようにしてみたのだが,数時間後にまたうなりだして起された.もう面倒なので電源を切った.ってか初めからこうすべきだったのだ.日本に帰ったら成田から直行で秋葉原のToshibaの工房に持っていこうと思う.
更なる災難は今朝おきてから.なんか腹の調子が悪く授業中もかなり苦しみに耐えていた.授業終了後に案の定くだしてしまい,その後図書館で勉強する予定を切り上げて部屋へ正露丸を飲みに.その後鼻水が怒涛のように流れ出し,夕方になると熱まで襲ってきた.これは風邪かFluだな.つい先日学校のヘルスセンターからインフルエンザ予防接種のお知らせが来たところだった.かかった後でうって意味があるのだろうか.てか悪化しないだろうか.学校のヘルスセンターのページでCold VS Fluというのがあり,自分の症状が風邪なのかインフルエンザなのかを判断するコンテンツがあった.見てみると風邪はじわじわと症状が出てきて熱もそう高くは無く微熱が続く.インフルエンザは突然症状が起きて熱もすごい上がるが数日で治るとある.Tombo君の今の症状は急な症状だが微熱.おい,どっちなんだよ.良く分からんのでとりあえずは5日の金曜日に診察を受けることにした.ちょうど今月が診察の月だったし.
夕食はにんにくパワーを信じて自作ペペロンチーニ.何故かいつも味が薄くなってしまう.売っている「ゆでたパスタに混ぜるだけのソース」のように濃密な味にならない.決してオリーブオイルの量が少ないわけではないので,にんにくの味をよりオリーブオイルに移せるように弱火でいためる時間を増やさないといけなさそうだ.
最後は災難というかなんというか.先日のボストンでの面接の際,日本で続きの面接をすることになっていた2社のうち1社から残念ながらご希望に添えなくなりましたとのメールを頂いた.この会社,前の日記にも書いたけど面接官が非常にむかついて印象が激落ちした会社だったのだけど,ここで仏教で言う「縁」というものを感じた.こっちが面接で嫌だなと思った会社は,あっちも「うちの会社には合わないな」と思っているということだ.Tombo君がその面接官からこの会社の風土をそれとなく感じ,自然と拒絶反応を起こし,この面接が早く終わらないか考えてしまいそれが態度として現れてしまったのかもしれない.逆にあちらもこの学生はうちにはあわないということで途中から自然と愛想笑いになったのかもしれない.とにかくこの会社とは縁が無かったのだ.ということでまったく気落ちすることはない.逆にすっきりした.残るは後1社からの報告のみ.