留学準備編
Tombo君は米国大学院留学ですので,他国や学部留学,語学留学については分かりませんのであしからず.
米国大学院出願に必要な書類は以下の通り.
・願書(Application
form)
・出願料(Application fee)
・履歴書・レジュメ(Resume)
・志望動機を書いたエッセー(Statement
of purpose)
・推薦状(Recommendation
letter)
・TOEFLのスコア
・GREのスコア
・成績証明書(Transcript)
・卒業証明書(Evidence of
diplomas of degrees)
・銀行の残高証明書(Statement of financial support)
以下,一つづつコメントを書いておきます.
・願書(Application
form)
学校のwebsiteからダウンロードするか,web上でonline出願できるところもかなり増えている.各学校のwebにたどり着いたら,まずprospective
studentsというページを探し,そこからapplicationやapplyを探していくとこの願書にとたどり着けることが多い.onlineで出願したときも後で見返せるように,ページを印刷するかPrint
Screen機能で保存しておく.
・出願料(Application
fee)
大体1校あたり40〜80ドルくらいの出願料がかかる.これもonlineでクレジットカードで支払うことが最近は多い.
・履歴書・レジュメ(Resume)
アルバイトなどに使う履歴書とはまったく違い,必要なことのみ記入する.ようは,小学校どこに通ったとかはいらない.基本的に大学レベル以上のこと.インターンシップに参加したとか,課外活動は何をしたとか.またそこで自分は何をしたのかをコンパクトに「得意げに」書く.また家庭教師や塾講師をやったことは積極的に書くと,後にTAなどの職を得やすいらしいので書いた方がいいらしい.ちなみに大抵A41枚.百聞は一見にしかずなのでTombo君のレジュメをここからダウンロードできるようにしました!!ただし,住所等のPrivate情報は隠してあります.ファイルは圧縮されているので解凍ソフトが必要です.
・志望動機を書いたエッセー(Statement of
purpose)
自分の将来の目標を掲げ,それに対し今までこういうことをしてきました.さらにこれを磨くために貴校がとてもよいプログラムを提供しているので是非行きたい.などと書く.Tombo君の場合は専攻を留学するに当たって変えたので,目標,今までやってきたこと,こういう興味があった,貴校はこういう点で優れている,私の今までの経験は絶対に貴校で役に立つ,という流れで書いた.これも百聞は一見にしかずなのでダウンロードできるようにしました.レジュメと一緒にフォルダ入っています.
・推薦状(Recommendation
letter)
個性や自主性など成績表からは読み取れない長所を第三者に評価してもらう.大抵3通必要で研究室の教授,助教授や課外活動でお世話になった先生,アルバイト先の上司などが一般的.なるべく自分の身近な人で自分のことを良く知っている人にお願いするのがベスト.ポイントは3通が違った側面から自分を見ているものの,言いたい本質は3通とも共通しているというのが良い.そのために人選も似通った関係の人だけではあまり効果がない.文末と推薦状を入れた封筒の〆には必ずその人のサインをもらう.
実はTombo君は3通自分で書いた.4通必要な学校用には高校の担任の先生にお願いして書いていただいたが,他の3通は自筆.なぜか?それは研究室の教授と助教授はとても多忙である上,このような留学用の推薦状を書くのに慣れていないという理由,もう一人の課外活動の先生も多忙な上,英語が駄目.一見大変そうだが,実はこの方が自分の主張がはっきりかけてよいかもしれない.実際に周りの留学生で推薦状を自分で書いたという人は結構いる.まあ,3つ全部自分で書いたという人は自分以外見かけないが.自分で書くといっても,当然サインをもらう際にはたずねて行って内容を吟味してもらい,私ならこういうという表現に変えてもらったりと手直しをして出来上がり.もし自分で書くならば注意することは,エッセーと同じ内容に触れても言い回しを変える事.まったく同じ文章を書いたらそりゃばれる.やめましょう.
また,Tombo君のお勧めとしてはあらかじめこちらで大筋を書いていって,これを元に書いてくださいとお願いしに行く.そうすればエッセーとかぶることもないし,自分の主張も盛り込まれる.これがベスト.推薦状は一般的には出願者の目には入らないことになっているので,ここでもダウンロードは無しにしていますが,もしどうしてもこの3通の内容を見たいという人がいればMailをください.対応します.
・TOEFLのスコア
テストのスコアは2年間有効なのでその間で最も成績が良かったものをETSを通して各学校に送ってもらう.さらに自分に送られてきたテスト結果のコピーを出願書類と一緒に送る学校も多い.個人的にはTOEFLは9月入学の留学の場合,1年前の8月までに良い結果を出しておくのがよいと思う.その後は書類作成やGREに集中した方が良い.また,うわさによるとTOEFLはあしきりに使われるだけなので,学校が求める最低点さえクリアしていれば問題ないとの事.理系大学院の場合大抵213〜237点.Tombo君はL24,S22,R26,W4.0で合計240点でした.
・GREのスコア
GREのスコアは5年間有効だが,過去5年間に受けたスコアがすべて送られる.これもETSを通したものと自分の控えのコピーが必要.勉強は1年前の4月くらいから初め,8月にTOEFLを終わらしてから集中して毎月受け,11月までには結果を出したい.数学は簡単で日本人なら高得点取るのが常識とされている.しかしVerbalセクションは鬼のように難しく,400点行けばよいほう.アメリカ人でも550点くらいらしい.しかし中国人は700点台がぞろぞろいる.おそろしい.ちなみにTombo君が受けた10月からAnalitycal
Writingに変わり点がとりにくくなった.Tombo君のスコアはV310,Q800,AW2.0という惨めなものでした.これでも大学受かったからよしとしよう.うわさによると,留学生のVerbalの点は見ないらしい.
・成績証明書(Transcript)
学部時代・大学院時代のものを送る.学部,大学院の途中の人は現時点での成績表を送ればよい.そして卒業後にFinal
Transcriptをまた送る.不正防止のために大学から直接その出願校に送ってもらわないといけない場合もあるらしい.当然英語に翻訳されたものを送る.たまに日本語版も添付したりすることも.
・卒業証明書(Evidence of diplomas of
degrees)
これも大学・大学院のものが必要.途中の人は卒業見込み書を送り,卒業後に卒業証明書を送ればよい.これも当然英語版を送る.たまに日本語版も添付したりすることも.
・銀行の残高証明書(Statement of financial
support)
普通1年間の授業料がWebに出ているのでそれ以上の額が銀行に入っている,または奨学金でもらえるという証明を英語で送る.基本的に銀行や奨学金を出している財団に作成してもらい,それを自分で郵送する.親が全額出してくれる場合でも一番手続きが簡単な方法は,一度お金をすべて自分名義の口座に入れ必要額以上にし,その状態で銀行に証明書を作ってもらう方法.親の口座の証明とかだといちいち親が本当に本人に出資をするかどうかの承諾書なるものを添付しないといけない.当然ドル換算で金額を書いてもらうように銀行には頼む.大抵3営業日くらいで出来上がる.Tombo君はみずほ銀行に頼んだのだが,出来上がった証明書が手書きでびっくりした.こんなちゃっちいのでよいのかいなと.
以上が必要な書類です.出願は早ければ早いほどよいとされ,年内に出願できることがのぞましい.合格の決め手になるのはやはり,Resume,Essay,Recommendation lettersの3つ.これがいかにお互いかみ合って,出願者の人物像を入学審査官にアピールできるかがポイント.Tombo君のこれらの書類準備の体験談がアルク出版の2004年度版アメリカ留学事典157ページに載ったのでもしよければご覧ください.ここでは本名で出ています.はずかし.